IKTTとは、Institute for Khmer Traditional Textilesの略でクメール伝統織物研究所というシルク工房です。
失われつつあるカンボジアの伝統的な絹織物の復興・育成活動を行っています。
この工房を立ち上げたのは日本人で京友禅の染め織り職人だったかたです。
桑の木を育て養蚕し、天然染料となる木を植え、「伝統の森」プロジェクトを進めています。
子育てしながら仕事ができるように地元の女性たちを雇用しています。
この工房を訪ねたとき、ちょうどお昼休みでしたが、少し見学させていただきました。
ここで働く女性たちは機のそばにハンモックをつって、赤ちゃんを寝かしつけながらお昼をとっていました。
このストールについているタグには織った人の名前と自然染料の植物名が書いてありました。
プロフーという木の幹、ココナッツの皮、ライチーの幹で染めてあるそうです。
カンボジアでは、織りに関しては、全く機械化されておらず、昔ながらの方法の高機で手織りされています。
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