2014年5月31日土曜日

紅梅の枝で糸染め

前回では紅梅の枝の樹皮を使って糸を染めました。今回はその枝を使って染めてみました。下準備として、枝をのこぎりで切るのですが、これがけっこう手間でした。枝が意外に固くて、こういう作業に慣れていなくて汗だくでした。
糸の色は、樹皮で染めたときより少しだけ薄い色でした。どんな縞組にして織ろうか思案中です。
 紅梅の枝。樹皮を削ってあるのでこんな模様。もっと細かく切ったほうが良いのですが・・・。
煮出した液に浸けた糸。液はとっても赤い。枝からこんなきれいな色が出るのは驚きです。 いつも糸が色全部を吸ってくれるといいなあ。
今回は鉄媒染のみ。グレーがかったピンク。もっとグレーっぽい色を想定していましたが、そう簡単に色を出すことができません。

2014年5月26日月曜日

ふきの葉染め

ふきの葉染めに挑戦しました。草木染めの本では、アルミ媒染は薄茶色、鉄媒染は濃い茶色とありましたが、全く違いました。そこが面白いところでもあります。
隣家から収穫させていただきました。葉っぱだけを使います。茎は食用なのですが、食べませんでした。
右がアルミ媒染、左が鉄媒染。はっきりした色ではなく、くすんだ感じの色です。

2014年5月21日水曜日

愛読書*草木染 染料植物図鑑

草木染めの第一人者、山崎青樹さんの「草木染 染料植物図鑑1 2 3」を毎日のように眺めております。家の敷地や道ばたや堤防などに生えている草木が、染め材になるのか、図鑑と見比べています。ただの雑草がきれいな色に染まってくれることを想像するとワクワクします。自然の色を糸に染めるのは奥が深い。興味は尽きません。
植物の写真とイラスト付きで、染めた色の写真も付いていて分かりやすい。

2014年5月12日月曜日

つもの木

「つもの木」って不思議な名前。「つも」は綿の糸を紡ぐのに使う道具です。糸車で紡いだ糸を、つむに円錐の形に巻いて、スポっと抜き取ったもの。
美濃地方ではつもの木は作らず、つもから糸玉に巻いて綛(かせ)を作ります。尾州や三河地方ではつもの木を作るようです。これは尾州のかたからいただきました。あまりにもきれいなかたちと、丈夫で細い糸に感動しています。
 カワイイ円錐型。このままお守りのように飾っておこうっと。
底がきれいなうずうず。バームクーヘンのようになっています。

2014年5月9日金曜日

よもぎ染め

身近な草木で染めをしています。今回はよもぎにしようと、近所を探したところ、耕す前の田んぼに群生しているのを発見!さっそく染めてみました。よもぎを煮ていると、薬草風呂にいるようなにおいがしてきました。煮出した汁は深緑色の濃い色ですが、糸がそれを吸って濃い色になってくれないのが残念です。
また庭や畑や近所を探して、染めの材料を探そうっと。今まであまり植物に目を向けなかったので、染料植物図鑑を眺めて学んでいます。
 摘んできたよもぎ。いい香りがします。写真の縦横の比率が知らない間におかしくなって、タテに伸びている・・・。
これで染まっているの?というくらいこの写真は生成りっぽい。うすい黄色です。緑色を期待しましたが。

2014年5月8日木曜日

新綛上げ機とゼンマイが我が家にやってきた!

綿から糸紡ぎをせっせとしております。紡いだら綛(かせ)にして、染めるのです。綛上げ機は持っていましたが、なんと、カウンター付きの綛上げ機がやってきました!カウンターは何周巻いたか数えてくれるものです。これでボーっとしてても大丈夫。綛上げが数段スピードアップしました。
また、ゼンマイもやってきました。これは、タテ糸を整経(タテ糸を機に張るための準備)するときに糸枠に巻く道具です。ありがたや〜。
それにしても、織りの道具ってたくさんいりますねえ。
知り合いの知り合いから巡り巡ってきました。大切に使わせていただきます。
これがカウンター。日本野鳥の会のかたが使ってるのと構造は同じ。