2013年5月3日金曜日

しょうぶ学園の木のボタンと雑貨の本

岐阜県美術館で開催中の、鹿児島のしょうぶ学園という障がいをもつひとたちが布と糸でアートした「ヌイ・プロジェクト」というユニークな作品をみてきました。一人ひとりの思いがけない表現を個性として尊重、サポートされているのです。「きれいに縫う」のが当たり前と思って見ると、常識を覆すものすごい縫い目のボリュームに圧倒されました。チクチク縫って、蟻の巣作りのときの土の小さいつぶつぶのような玉結び、ひたすら玉結び・・・。色々な糸がこんがらがってくしゃくしゃになった糸たちをまたさらにくしゃくしゃの仲間に入れている・・・。「やりたいこと」「できること」を引き出すサポートによって作品になっていく。無心にひたすら「縫う」ことを楽しんでいるメンバーの様子を映像で見れました。
布・木・土・紙の工房があり、手仕事のぬくもりがいっぱいの商品つくりもされています。美術館のショップでここの木の工房で生まれた四角いボタンをお土産にしました。

「こんなにかわいい雑貨本」は障がいのあるひとたちがつくったグッズを紹介した本です。ユニークでカワイイ、個性豊かな一点ものの雑貨が満載です。しょうぶ学園のことも紹介されています。
工房で出たいろいろな木の かけらで作ったボタン。ふたつの穴が目に見えて、それぞれが違う表情でこちらを見ています。
よくある作業所の商品・・・から一歩抜け出たかわいくてアートしてる雑貨がいっぱいです。各施設のスタッフのサポートがすばらしい。ぜひごらんあれ。

0 件のコメント:

コメントを投稿