2011年3月31日木曜日

きむばあちゃんの魔法の言葉

この色紙はわたしの父の書です。
「急がずや、急がずや、磯辺の端に腰掛けて、結ぼる糸のほどけんことなし」と書いてあります。
これは、わたしの父の母=祖母(きむ)の言葉です。
小さい頃にかぎ針編みを教えてくれ、糸が絡まったときにおまじないのように何度もこの言葉を唱えて、糸のからまりをほどいてくれました。
今でも糸が絡まったとき、この言葉を思い出し、磯辺の端に腰掛けているつもりでほどいています。
不思議とこころが落ち着き、糸もほどけています。

0 件のコメント:

コメントを投稿