2016年2月29日月曜日

手つむぎ木綿糸で織っています。

手つむぎし草木で染めた木綿糸で織り始めました。以前に織り始めたものの、タテ糸が不安定できちんと張られていなかったので、やり直しています。
 全体で見ると、けっこう地味な色合い。草木染めはムズカシイ。
 生地のアップ。
こちらも同じ布ですが光の加減でオレンジっぽい。タテ糸と同じ色のヨコ糸を並べてみました。今のところ、グレーと薄いオレンジをヨコ糸に使っています。グレーは藍の茎の鉄媒染、オレンジはアカソのアルミ媒染(濃いほうは豆汁処理したもの)。

2016年2月23日火曜日

手織りのネクタイ縫いました。

手織りの木綿布の残りでネクタイができました。これも着物の幅(38㎝位)で、接ぎ合わせを工夫すればできます。
 洋服といっしょに裁断して縫っています。夫婦でお揃い!?
 中に専用の芯を入れてくるみます。ネクタイ裏側先の布は、一般的には服地の裏地を使いますが、あえて木綿で。
できました。はっきりしたストライプがいいのでは。
裏側はこんなふう。手縫いです。

2016年2月22日月曜日

美濃縞で洋服作りました。

木綿の手紡ぎ・草木染め・手織りした布で洋服を作りました。昨年の作品展に出した布です。着物の幅なので、洋服を作るのに工夫が必要で、一番時間をかけるのが裁断です。ブラウスでもなく、ワンピースでもなく、ロングジャケット?かな。
七分袖です。 タテ糸は紡績糸でヨコ糸が手紡ぎ糸。ヨコ糸が太いので厚みのある生地です。
 脇のひもは前でも結べます。
生地のアップ。一番悩むのがボタン選び。
 上のと同じパターンを使って、半袖にし、ポケットのデザインを変えました。
 けっこう太い縞でインパクト強い。この縞を着物にしたらカッコイイかも。
生地のアップ。初めて美濃縞にチャレンジした布。よーく見ると、不出来な布ですが、それも「味」としましょう。

2016年2月18日木曜日

有松絞りのストール

名古屋市の有松絞りのお祭りで見つけた生地です。たぶん手ぬぐいだと思われます。何かにしようとずっととってあったのですが、端を縫いストールにしました。
有松絞りは、江戸時代にお伊勢まいりの人々のために絞りの手ぬぐいをお土産に作ったのが始まりだとか。
 生地が柔らかく絞りが立体的なので、しわになりにくく、巻きやすい。
刺し子用の太い糸でチクチク手縫いしました。


2016年2月17日水曜日

糸つむぎの日々:撚り止めしました。

綿を手つむぎしています。今日は20かせ撚り止めしました。
そろそろ花粉が飛び始めたので、家のなかで干しました。


2016年2月16日火曜日

2016年3月の美濃縞伝承会作品展の案内

第22回美濃縞伝承会作品展の案内が「染色情報α」に紹介してもらえました。
「美濃縞」を知ってもらえるきっかけになればいいなあ。
3月5〜7日、岐阜県羽島市文化センター ギャラリー円空にて。

2016年2月12日金曜日

石田縞と越前漆器

昨年の11月、越前がにが解禁された頃、福井県へ日帰り旅へ行ってきました。
まずは、めがねで有名な鯖江市の石田縞手織りセンターへ。石田縞は、美濃縞と兄弟関係にあり、江戸時代に鯖江の下石田から、貧しい村人が美濃へ縞織物の技術を学び、持ち帰ったのが石田縞のはじまりだそうです。
そのあとは鯖江市にあるうるしの里会館で越前漆器の汁碗を見つけました。 帰りには越前町に立ち寄って、しっかり「かに」をお土産に買いました。
鯖江市繊維協会の中に石田縞手織りセンターがあります。
 ずらーっと織り機が並んでいます。手前の織り機がコースター用。地元の小学校の体験学習にも使われています。コースター用の織り機は地元の大工さん製作。奥の織り機は京都のものだそうです。
 パンフレット。
 カラフルなコースター作りや、石田縞の手織り体験ができます。織ったものはその場でお持ち帰りできます。リピーターもいらっしゃるそうです。
ずっと憧れていた漆塗りのお椀。本物の漆器は高級で遠い存在でしたが越前漆器はお手頃でした。

2016年2月8日月曜日

手織りのトートバッグできました。

ずっと前に織った布・・・やっとバッグになりました。とりあえず織ってはみたものの、使えるものに仕立てるのには、イメージが湧かず時間がかかります。トートバッグでもカンタンそうで、なかなかバランスがムズカシイ。持ち手は肩に掛けられる長さ。
在庫の布とボタンで。 細長い台形。
こちらは反対側。
手織り布のアップ。タテ糸は市販の糸。ヨコ糸は手紡ぎ木綿糸。タテヨコとも草木染めしました。黄色がこぶなぐさ、ブルーが藍の生葉、緑はこぶなぐさと藍生葉を重ねて染めています。
内側の布。ポケット付き。

2016年2月7日日曜日

糸つむぎの日々:”つも”がいっぱいになりました。

”つも”がなければ糸つむぎはできません。「眠れる森の美女」に出てくるお姫様が指を刺す”あれ”です。西洋のとは少し違いますけど。
つもに糸を巻き付けていっぱいになると、どれくらいのかせの量になるのでしょう。
もっとたくさん巻き付けられるけれど、このへんでやめときます。「つも」が掛けてある部分は自作で作りが雑です。袋に入れたダンベル で重しをしています。
 3かせ(1かせ130m)とれました。
昨日、「撚り止め」をした糸が右側。糸を煮ることによって糸がキュっと縮みます。

2016年2月6日土曜日

糸つむぎの日々:撚り止めしました。

わたを紡いでいます。できるだけ毎日紡ぐのがいいそうです。紡ぎ始めて3年目、なんとか紡ぐリズムをつかんできたように思えます。
紡ぎ続けること数十分、「ウィービング・ハイ」になれるときがすごくたまにあります。こういう時、英語では"Second Wing"って言うそうです。第二の羽が生えるまでがんばろうねってことでしょうか。
紡いだあとの「撚り」を安定させるための撚り止め。水の中にいれて沸騰してから20分煮ます。その後天日に干します。